- 2010年頃?
- 「どうでもいいことを57577の形でネタとしてツイートする」を始める。
- 「どうやら現代にも短歌をつくっている人たちがいるようだ」と気付き、方向修正を試みる。
- しかしうたつかい参加までは何の記録も残っていないのでこの辺りのことは正直あやふやが過ぎる。
2011年
- 短歌なzine『うたつかい』創刊号より投稿開始。中期に数年のブランクを挟みつつ最終号までうたつかう。
- 東京が空を飛んだら埼玉はそれを見上げて悔しがるはず
2012年
- Twitter上でためしに『ためしに歌会』を開いた後、ときどき『ときどき歌会』を催すようになる。
- ネットプリント冊子『うわのそら』を千原こはぎさんに作ってもらう。短歌界のネットプリント黎明期。
- からっぽと信じて割った花瓶から虹が出てきておどろきました
2013年
- 短歌の本『てさぐりしてる』を勝手に作る。奥付がないので確証は持てないけど多分この辺。
- しんでしまうよしんでしまうよ雪が降るしんでしまうよしんでしまうよ
2014年
- この年から始まった泳二さん主催の『短詩の風』に参加。以降毎年風になる(これ)。
- 万人の原風景を編み込んでユニクロマフラーあたたかくある
- この年に31歳を迎える歌人達のアンソロジー『31』に参加(これ)。今思えば若い。
- 聖夜こそ清らかであれケンタッキーパーティバーレル食ーべるぼっち
- 泳二さんとの短歌ユニット「肉世代」によるネットプリント冊子『返歌しま選歌 3on3』を配信。2人なのに3on3。
- 階段をひとつのぼるという事の人間らしさを忘れてルンバ
- 千原こはぎさんと作ったネットプリント冊子『鳥☆肉』を配信。企画自体はとても真面目なのに鳥☆肉。
- つながっていることを知る夕暮れに深々と突き刺さる鉄塔
- 私の臨月とともに『ときどき歌会』が最終回を迎える。全22回でした。
- 鑑にはなれない我の子は我の鏡のくせにひどくまぶしい
- 安福望さんの『食器と食パンとペン』でイラストを描いてもらっていてびっくりする(これ)。
2015年
- 千原こはぎさんと作ったネットプリント冊子『鳥☆肉2』を配信。鳥☆肉って「Photo短歌あそび」なんですよ。
- 卒業生みたいにわっと散らばったあの雲はもう明日にはいない
- 短歌の本『三十ヶ月』を勝手に作る。デザインは友人にやってもらった。なんて自分勝手なんだ。
- 緑色は「すすめ」だったね区役所で手に取る離婚届のかるさ
- 肉世代によるネットプリント冊子『パタパ短歌~レッツ☆着せ替え大作戦!~』を配信。ダサい名前を付けないと気が済まない2人であるよ。
- 咲いてから色付くアジサイ咲いてなお伸びるタンポポ わたし、わたしは
- 肉世代 feat.育児クラスタ(私のフォロワーさん達)による『意外に早く帰って来たパタパ短歌2~ドッキリ☆みんなの挑戦状!~』を配信。
- 記憶の無い深夜のつぶやきregret見ていた夢はルネ・マグリット(※上の句:碓氷結さん)
- 連作「パンノアクラウ」で『なんたる星大賞』受賞(これ)。これが応募して受賞した唯一の賞となる。言い切った。
- 走ってるときよりかるいラパンノアクラウン黒塗りの高級車
- パタパ短歌2に参加したフォロワーさん達に声をかけて『育児クラスタ短歌部』を立ち上げ。以降隔月で部誌『夕化粧』を発行(非公開)。
- もう同じ牛を分け合う仲であるこの店にいるすべての人は
- 『夕化粧』12月発行号の題詠「メリ」の詠草を部員以外の方からも募集してネットプリントで配信。
- 残念ながらデータも実物も手元に残っておらず、タイトルすら不詳。
- 部誌では翌年12月に「ーク」、その翌年12月には「リス」をお題に出し、4年目の「マス」で何かがフィナーレを迎えることになる。
- 泳二さん主催のイベント『CDTNK年越しライブ2015』に参加。以降まいとし年を越す(これ)。
- 指先でちゅんとこわれる水鏡あたし明日また新しくなる
- この歌の初出って「あたし」だったんだな…。
- 後に未来に送った時は「わたし」にしたし、たぶん私の字が汚いせいで「ちゃんと」で載ってた。
2016年
- いくらたん部員多めのメンバーで金沢旅行をした。(短歌の出来事じゃないけどこの年は他にあんまりなかったので書く)
- 九つのピースサインをつなげればそこにひとつの星がうまれる
- 田中ましろさん主催の『歌人のふんどし』に参加(これ)。以降2019年まで開催されたので毎年ふんどしを締める。
- ぴん・ぽん・ぱん・ぽんずの伝言・いのしんさん・ぐるたみんさん・やっておしまい
- 「データじゃなくて紙でほしい」というリクエストにお答えして『三十ヶ月』の簡装版(いわゆるコピー本)を作る。簡装だけど大変…もう作らない…。
2017年
- 千原こはぎさん制作のネットプリント冊子『とり文庫vol.2』に参加。テーマは「白」。ホワイトチョコが好きな人に喧嘩を売ってしまう(※)。
- おまじないそれともいのり湯豆腐にしっとり沈む昆布のフリル
- ※「ホワイトチョコをそのまま齧る人もいる?」みたいなことを書いてた。いた。
- 『子どもいるけど気にしないでね歌会』を主催。以降コロナ禍で中止になるまで3度開催する。何故か『天使歌会』と呼ぶ方もいた。
- パンプスに慣れてしまった あかるさにあまえてあるく歌舞伎町
- 後日改作した:あかるさにあまえて歩く繁華街ついにヒールは似合わなかった
- 部誌に掲載した自作をまとめたネットプリント冊子『俺の夕化粧』を配信。参加者リストもゲスト名も「御糸さち」で埋め尽くした恐怖の本。
- 3人目の子がまだ新生児の頃、産後ハイの勢いで短歌結社『未来短歌会(通称:未来)』入会。池田はるみさんの選歌欄「かつて門」に所属する。
- 靴下を食べないの!って人間に向かって叫ぶ、人間として
- 「かつて門」は「勝手門」の旧かな表記なんだけど、入会後しばらく経っても「嘗て門」だと思ってた。
- 柴田葵さんと作ったネットプリント冊子『久しぶりに帰って来たパタパ短歌3~withっていうかvsですね~』を配信。
- 菌ならば殺という字もゆるされてキレイキレイのボトルきたない
- 余談なんですが葵さんはお誕生日が同じとかあれとかこれとか色々な縁があって運命です。運命です?
- 肉世代によるネットプリント冊子『短歌 de チョメチョメ』を配信。「チョメチョメ」は泳二さんがどうしても使いたかったというフレーズです。
- 好きにして別にいいけどRe:Re:Re:Re:Re:題名のない生き方ですね
- そもそもユニット名からしてmeatとageの駄洒落なのでダサくなるのは必然ですねわざとですけど。わざとですけど!
- 泳二さん主催のイベント『CDTNK夏フェス』に参加。以降毎年何かやる。この年はいくらたんで参加したよ!(これ)
- (言い訳みたいで苦しい)赤いラムネビンたくさん赤いラムネビンたくさん
- 各々で「いくらたん」の折り句を作り、それらを知己凛さんが動画にしてくれたのでした。
2018年
- 短歌の本『ひとりでプリクラ』を勝手に作る。プリクラの歌は一首も収録されていません。
- 離乳食ステップアップ一覧のどこにも書かれていないティッシュを
- 田中ましろさん制作の『月刊うたらば2018年5月号』に3首載せてもらい、その内の1首が表紙フォト短歌に採用される(ここから探してね)。
- 「あひるの、あ」「いぬの、い」かなの練習をする子は告げる白熊の死を
- 全然ここが初出ってわけじゃないんだけど、うたらばパワーで代表作みたいにしてもらったので…!
- 谷じゃこさん発行のフリーペーパー『バッテラ 18』に呼んでもらう。魚vs肉!(全然戦ってないです)
- でもわたし凡人だから地下鉄に窓をつけようとは思わない
2019年
- ツイッター(当時)を見返してみたけどポケカとファイアーエムブレムで忙しそうだった。
2020年
- 2019年度『未来年間賞』受賞。授賞式の壇上で過呼吸を起こしぶっ倒れる。
- トホホ、もう受賞なんてこりごりだよぉ~!(アイリスアウト)
- 西村曜さん、千原こはぎさんと短歌な交換日記『水たまりとシトロン』を開始(これ)。まだやめてはいない。
- 「死と論」と名付けられたるフルーツをやさしくやさしく呼ぶよ、しとろん
- 短歌の本『ねこのね、』を勝手に作って抽選で9名様に送る。猫の歌は一首も収録されていません。
- 上の本を千原こはぎさんが歌集『ねこのね、』として作り直してくれる(これ)。こはぎさんパワーにより1ヶ月で完売!
- 振り向けばやっと寝かせたはずの子が大スフィンクスとして蘇る
2021年
- ラジオ石巻の短歌部カプカプさんの番組『たんたか短歌』で『ねこのね、』を紹介してもらう。300回聞く。
- これを機に『ねこのね、』が再販され、現在でも手に入る状態になりました!(これ)
- いくらたん5周年記念誌「いくら、たんとめしあがれ。」を千原こはぎさんの力を多大に借りながら制作。
- もう手に入らないけどそのボリュームだけでも見てみてほしい(これ)。
- 千原こはぎさん制作の隔月刊短歌誌『うたそら』創刊号より毎回うたそらんじる(これ)。1回だけ忘れる。
- インスタント☆コーン☆ポタージュ!スプーンがくるくる描き出す魔法陣
- 『とり文庫』の水たまりとシトロン一周年記念号に参加。テーマは「1」。
- 一月のサラダは白くひしめいて味はいつものシェフの気まぐれ
- なべとびすこさんの企画『桃鉄吟行』に参加。以降、毎年の恒例企画っぽく参加し続ける。
- 電車まで凍ってしまうそんな地で田中邦衛は生きていたんだ
- 『ねこのね、(これ)』1周年記念ネットプリント冊子『ねこのね、ってね。』を配信。21名もの方に5首選+コメントをいただくという贅沢極まった内容…!
2022年
- 長野の地域情報サイト『まいぷれ』で短歌を紹介してもらう(これ)。
- 「未来」退会。人生色々ですね。
- 免許証持たず暮せば白線の内側で待ち続ける一生
- 『ねこのね、』以降の歌をまとめた冊子『ふらわーぽっとと』を勝手に作ってプレゼント企画を行う。
- 「友人用」「お礼用」「自分用」の3冊だけ印刷したらついてきた余部なので抽選で1名様に。
- 応募条件が「読んで、感想をくれる人」だったので、倍率はめちゃめちゃ低かったです!
- フリーペーパー『ふらわーぽっとという名前の、今は無い本の話。』を制作し、短歌サークル「たらちねmama」さんに文学フリマで配布してもらう。
- 上記の企画で当選した福山桃歌さんの感想文(これ)をメインとした構成でした。
2023年
- その年に四十路を迎える歌人(+α)たちのアンソロジー『フワクタンカ83』にいちフワクとして参加(これ)。
- でも来ちゃう、来ちゃうからにはそれなりに迎え撃たねばならない、明日を
- ギャラリー&リトルプレス専門店「犬と街灯」のイベント『牛と街灯4』でショージサキさんに『ねこのね、』を紹介してもらう(これ)。
- 砂子屋書房のサイトの一首鑑賞コーナー『日々のクオリア』で門脇篤史さんに八首紹介してもらう(これ)。
- 新たなる締切を求めて短歌結社『歌林の会(通称:かりん)』入会。締切なんてなんぼあってもええですからね。
- 玉を投げ入れては踊り玉を投げ入れては踊り 労働じゃんか
- ゲームの短歌とエッセイの本『おにくのゲー短』を作る。2019年を1行で終わらせたファイアーエムブレム風花雪月も載ってるよ!
- 呪とは切なる願い 今もまだ置いてけ堀に眠る少女よ
- これは『パラノマサイト』というゲームの歌です。とても面白いので是非プレイしてみてください!!(これ)
- 「水たまりとシトロン」の三人で冊子『水たまりと疑問符』を制作(これ)。
- 「月経が来ないとさびしいですよね」と男性医師の無垢な微笑み
- 千原こはぎさんとフリーペーパー『鳥☆肉3』を制作。プリントパックの安さにたまげる。
- わかりやすくひらいた花はわかりやすく枯れてゆくのにまだ信じてる
- 上記の本や紙を抱えて千原こはぎさんと「鳥肉」として『文学フリマ東京37』に参加。初であり、おそらくラスト。
- たらちねmamaさんの『近所vol.3』にゲスト参加(これ)。文学フリマのブースも近所(真後ろ)でした!
- オタリアとアシカの違いがわからない私にオットセイを見せるな
- ショージサキさん主催の『1ヶ月ゆるゆる百首会』に参加。以降名前を変え1年間隔月開催となった『ゆる百首会』に全て参加する。
- 我が家から幼稚園児が消えること日めくりならばたった一枚
2024年
- 深影コトハさんと作ったネットプリント冊子『パタパ短歌4~勝手にナンバリングを続けている~』を配信。
- 貴重品は預けるようにと指示があり魂だらけのコインロッカー
- 牛隆佑さんの企画『牛と街灯6』で千原こはぎさんに『ねこのね、』を紹介してもらう。(これの下の方)
2025年
- 鎖歌アンソロジー『かたまるたまごとろけるちーず』に参加。(これ)
- まあ一旦やまない雨があるという前提で話をしましょうか
- 『NHK短歌』テキスト2025年2月号『うたびと食堂』の『cafeこはぎ』で歌を紹介していただく。コーナーの入れ子構造がすごい。
- いくらたんもうすぐ10周年記念誌『夕化粧 号外』を配信。当時0歳だった子が塔短歌会の会員になっている年月……。
ゲストとしてではなかったりメンバーありきではない単発の企画や主催ではない歌会などはキリがないので割愛しております。